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Iowa

(2004.10.21日記より)

朝の8時半、ホテルのロビーで出迎えを待つ。今にも雨が降りそうな曇り空で、自動ドアが開くたびに冷たい風が身にしみる。約束の時間を過ぎたにもかかわらず、代理店N社のKさんは来ない。

アメリカ中西部はうちの会社が一番弱いところで、テキサス以外は中西部をカバーする代理店はなかった。N社はアイオワ州を中心にネブラスカ州、コロラドをカバーする新規代理店となり、うちの弱いエリアをカバーすることになる。今回の出張は製品説明と技術講習のためが目的だ。

8時45分を過ぎてもKさんは来ない。N社の事務所に電話したら、Kさんは10分前にホテルに向かったということだった。少なくともホテルから30分はかかるのだから、遅れるのは当たり前だ。携帯番号を教えておいたのだから、「遅れる」の一報くらいしてくれてもいいのに。

結局Kさんが到着したのは30分遅れの9時過ぎだった。電話の声とは違い、結構老けたおやじだった。着用していたネクタイは都会のようなビルが描かれ、光沢のある赤色であった。これはアイオワファッションか(?)、ちょっと趣味が悪いように思えた。

ホテルから15分走ればダウンタウンの町並みは消え、永遠にとうもろこし畑が続く。本物のとうもろこし畑だ。
102004Corn Field

K社の事務所は30分南に下ったインディアノラという人口1万5千人小さな町だ。裁判所(Courthouse)を中心にその周りに1ブロックだけ寂れたレストランや散髪屋、雑貨屋があつまる小さなダウンタウンだ。N社の事務所もその一角にあった。
102004Indianola

製品の講習会はまる一日かけておこなわれた。丸一日しゃべりつづけたため、のどがいたい。講習会が終わったのは4時頃。ホテルの帰りに酒屋さんによってもらいサムエルアダムス(アメリカ一番のボストンビール)を6本購入。ホテルにもどってきたのは5時ころ、時間があったのでダウンタウンを歩いた。
102004Des Moines Downtown

デモインのダウンタウンは高層ビルが3棟くらいしかなく、とても小さなダウンタウンだ。寒い冬のためか、すべてのビル同士が渡り廊下でつながっていて、外を出なくてもお互いのビル同士を歩いていけるようになっていた。ダウンタウンのショッピングモールに入ったが、まだ6時なのに、すべての店が閉まっておりモール内は誰も人がいなかった。なんと寂しい風景なのだろう。
102004Shopping Mall w Nobody

初めてのアイオワ州、予想通りの街並みだった。ちょっとダウンタウンを離れれば永遠と続く畑。10万ドルもあれば、立派な家を購入できる。子供を育てる環境にはもってこいかもしれない。が、ここで生活するにはちょっと物足りなさを感じるかもしれない。アイオワ、ここには本物の田舎があった。

PS ヤンキースが負けた。本当に超ウルトラスパーデラックス残念だ。それにしても、松井がよく活躍してくれたことに感謝したい。今年はイチローも松井もすばらしい活躍をして、元気付けてくれた。本当にありがとう。


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